偶像

父に対して怒り憎たらしいのか、悲しいのだか、虚しいのだか、よく分からない気分に陥っております。もう呆然、愕然、その言葉が1番似つかわしいような気がしてきました。金銭の返済を求める気持ちは殆どありませんでしたが、あっけらかんとした態度で返済に対して放った父の言葉が、私の今迄の父親像を揺らがせてゆき、一体私の中の父は何処にいったのだろう、とひたすら考えております。