いと

最近の、日常的反射的になってしまっている頭の中での口癖は、いつも卑しい。
自分の停滞ばかりが目についてしまう日には、特に体調が優れない時には、ぐるぐると悪い考えが血液のように否応なく巡ってきてしまう。
何度か吐き出すような形で声に出してみようともするのですが、頬が引き攣って、肺の所でいつも言葉が詰まって適いません。
肺が苦しい。そう思ってみても、肺が何処なのかすら正確なものを私は知りません。胸が苦しい。そう、胸が。
どうしてと問いかければ私の鼻先が、この停滞を打ち破ってしまいたくてとチリチリしながら応え、でも停滞するという事は維持という事でもあるのだから絶対的に悪いとは言えないだろうに、と今度は肩が軋み、ああ、もう頭の中がぐわんと揺れて、自分がまるでブランコそのものになってしまっているかのようなので、可笑しくなってしまいそうです。いえ、もう可笑しいのかもしれません。だからこそ今絶叫をしています。絶叫しようとしています。
このノート、この断片的な世界に対して。健全と身体に宿った一つの感情として。けれど卑しい、無遠慮にも卑しい。