Hand

もう一度朝が来るのなら、その時はこのベッドから見上げるカァテンの暗がりも、焦点の定まらない目眩のような気持ち悪さも、静かに感じたい。有り難うもおはようもおやすみもごめんも全て、呼吸をするように吸い込んで。

傷付けても傷付けられても、それでもその時互いは向き合った者同士の筈なんです。だから。