2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

斜陽を読みつつ、

ああ。わたくし、漸く、平素というものを手にし始められたやうです。執念な暖気と病身滲みた臭気。吐き気ばかりが催される現在に御座いますが、不思議と意識は阻まれてはいない様です。これならば、今一度揺らいでみせられませう、と。焦がらすそれが悦楽な…

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昨日も今日も、内に溶けゆこうとする貴方という存在は、わたしの中では何よりも温かいもので御座いました。朝空の中でそう思い泣くわたしは、決して惨めな何かではないと言えはしませんけれど。わたしはただ、今後もこの汚らわしさをあいし、塗れていくので…

あなた

またわたしは今日もわたしで在れなくて今日の貴方ともまみえなくてわたしはわたしの思う通り感じる通り貼付ける通りの滓であるのだろうとおもつた。あなたのいう、滓という意味のものであるのだろうとおもつた。そぐいたいそぐいたいそぐいたいと想いながら…

あざれあ

朝から甘酒、ドーナッツ四分の一、メロンパン二口、おにぎり二口。美味ー、でもなんか吐き気。胃も小さくなったのかしら、とか。甘いもの率が高過ぎる件については何も言わない。 昨日は久々に筋トレしようと思いつつも、比較的早くに電話。最近はしっくり話…

ねむりへの導入

いや、ごめん。やっぱり訂正するよ。九割だ。わたしが君から得られるあらゆるモノ。わたしが、九割を頂いているみたいだ。うん、なんというか。後ろから目と口と鼻とを手で覆われて揉みくしゃにされている気分です。揉みくちゃではなく揉みくしゃに。

何とは無しに

なだらか。あわやか。ゆららか。何とは無しに、柔らかい。わたしという何の鎧もつけない存在というものは、こんなにも易しく貴方の手の上に存在出来る。あたたか。したたか。あでやか。ささやかに。

拒絶のかたち

かねこまいがもっとかねこまいでない何かで在れたのなら、わたしもあなたに真っ直ぐ向き合えたかもしれません。きたない、吐き気のする、あの人を捨てた、あの人に棄てられた、或る女の子宮から産まれたわたしという一人のにんげんは、いつまでも自分を倦怠…