Soft Cut

私は私の自由を決められない。吐き捨てた言葉は稚拙で、ただ稚拙で、あの人を迷わせたことだろう。私は不眠と、抽出されたような吐瀉物の記憶が持つ、微睡んだ悼みの中にいる。ただ、悼み要る。けだるい、けだるいと言いながら明日を何故か呪っている。不眠から解放された次の日は驚く程身、強かなのに、私は病身のように朝のカァテンを開けられないまま床に伏す。